●山田錦を求めて兵庫に倉庫を作ることも
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| 最新の施設は建築賞を受賞 |
神戸:富山県と言えば有数の米どころであり、北陸地方の代表的な酒造好適米としては五百万石があります。そんな中で当方の「兵庫の山田錦」とのお付き合いは、どんないきさつで始まったのですか。
岡本:私共の蔵は近年では新酒鑑評会に10回出品すれば7回は金賞を取っています。一般的に鑑評会の金賞を取る為に山田錦が必要だから買うと言う話も耳にしますが、私共はそのような賞目当ての経緯で山田錦を必要とした訳ではないのです。また山田錦は他の酒造好適米と較べて値段が高いとも言われますが、これも必ずしも当っていないと思います。
基本的な話で山田錦は精米に気を付ければ酒の造りに失敗が少ないんです。
また精米もしやすくて原料として見るととても無効精米歩合の低い、言うならば生産性の極めて高い米なんです。ですから全体コストを見ると高価な米ではないと思います。
酒米は原則的に県の酒造組合でまとめて購入することになっていますので、こうした判断から昭和30
年代前半に県内組合同志の銀盤酒造さんと、兵庫の山田錦を買おうと県の酒造組合に働きかけて、全国に先駆けて早い時期から買わせています。
おそらく灘の大手さんを除けば、富山県の蔵元一蔵当りの山田錦の平均使用量は当時も今も日本一でしょう。
神戸:どうもありがとうございます。私どもJAみのりとしましても、単に米を作るだけではなく、この山田錦倶楽部ホームページを始めとして生産者からお蔵元、小売店、最終消費者まで一貫した情報の流れを整備すると同時に、より厳しい品質基準を追求し、将来的には葡萄酒の格付けのようなところまで、日本酒が行けるようにしたいと考えております。
こうして各お蔵元にお目にかかってお話し申し上げているのも、これからの時代を見据えるところから、立場を超えた連携で飛躍したいと念ずるからでございます。
岡本:あくまでも私案ですが、今後のことを考えますと富山県酒造組合でJAみのりさんの地域に低温倉庫を持つことも私はあり得るのではないかと考えます。
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| 施設間の原料の移送も自動的に |
富山からですと京都・大阪を廻るのではなく、福井県から日本海側沿いに舞鶴自動車道を経て兵庫県のJAみのりに行けますので、拠点ができれば何かと交流ができるはずです。
神戸:これはおもしろいお話ですね。生産者も自分が作ったお米を使って酒を造られる方々と接点ができ、色々な形での交流が盛んになれば素晴らしいことです。
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