日本酒の川柳101句選
平成12年度「加藤登紀子日本酒の日コンサート」記念
JAみのり管内の中町(なかちょう)は山田錦発祥の地として、毎年10月1日の「日本酒の日」に中町文化会館ベルディホールにてコンサートを開催している。昨年度はちょうど開館10周年に当たることから、これを記念して日本酒にちなんだ川柳を募集し101句を選んだ。(応募総数3191句、選者は川柳作家大西泰世氏)
このなかから逐次ご紹介してゆきます。
●特選
作者:西秋 忠兵衛(千葉市)

【選者評】
「そのとき」とはどのような時だろうか。たとえば、わが娘を嫁に出すと言うような、嬉しい反面どこか寂しさを感じる時、あるいはかけがえのない人を亡くして打ちひしがれている時など、読者の年齢や経験によって、さまざまな場面を想起させてくれる、やさしくて深い句。
また、こんな「友」が身近に居てくれることを、感謝している作者のあたたかさがしみじみと伝わってくる。

●特別賞(加藤登紀子さん選)
作者:あまの みずき(東京都世田谷区)

【登紀子さん評】
色っぽくて可愛いんじゃない。













●入選句

作者:渡辺 良比呂(兵庫県八千代町)

【選者評】
人生最良の日、それは長い道のりの第1歩でもある。結婚生活は楽しい事ばかりではないと、自分に言い聞かせながらも、好きな人と結ばれた喜びがこみあがってくる。「妻になる」に、弾むような幸せが見える。


●入選句

作者:中野 稔(兵庫県西宮市)

【選者評】
人と語らいながらの酒であれば見過ごしてしまうような些細なこと、例えば「ふるえ」るように煮えてくる、豆腐の微妙な動きさえ、ひとりで飲む酒は楽しんでしまう。目の付けどころのこまやかな、味わいのある句。
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